「3D Data」カテゴリーアーカイブ

吉祥草寺 観音堂の修繕

吉祥草寺の観音堂が瓦のずれや雨漏りで修繕を行うとのことで、地元の有志でお手伝いをすることになりました。
屋根の修繕に伴い擬宝珠は取り外され、ガルバリ鋼板で屋根を覆うそうです。

そこで現在の姿を残すことを考えました。
方法としてはMeshRoomで3Dデータを作成し、3Dプリンターで成形することにしました。

お堂の周りを高さを変えて数回撮影し、静止画を切り出しまし、
多少不完全ですがこんなデータができました。

お堂の西側は狭く十分なデータを得ることが難しく、屋根の一部データが欠損していました。

このデータを3Dビルダーに取り込み、反対側の屋根のデータをコピーし修正した結果がこちらです。

さらにお堂の周囲を整理し、土台を付け印刷用にしたのがこちらです。

このデータをもとに印刷し陳列用の土台、写真からレーザー彫刻で複製した看板を飾ったのがこちらです。

大きさはお堂の高さが10㎝、土台は14cm四方で高さが1㎝。印刷はお堂に22時間、土台に6時間という大作になりました。

室宮山古墳 靫形埴輪

御所市室に宮山古墳(クリックで地図表示)があります。

ここには石棺と靫形埴輪が展示されています。
今回 この靫形埴輪を 3Dスキャンフォトグラメトリして立体データを作ってみました。

現場で 周囲からの動画を撮影し、静止画の切り出し、3DF Zephyr Free で作成したこともありあまり高精度ではありませんがまぁそれなりに見られるのではないでしょうか。

この埴輪は文化庁の文化遺産オンラインでも紹介されていますが正面からの写真が1枚貼られているだけで全体の様子がわかりません。このように3Dで表示することでより見てもらえるのではないでしょうかね。

 

葛城山麓の置物

葛城山麓でよく知られたものを3Dでご覧いただけるようにしてみました。

まずは六地蔵です。石に掘られた六体の地蔵様。最近涎掛けをしてもらえました。

Widar でスキャンした結果がこちら

次は番水の時計

これをスキャンしたのがこちら


屋根の前縁がかけてますね。もう少し上からのデータが必要でしたね。

Web で見せるなら地面や背景が入っていてもいいかもしれませんね。