吉祥草寺の観音堂が瓦のずれや雨漏りで修繕を行うとのことで、地元の有志でお手伝いをすることになりました。
屋根の修繕に伴い擬宝珠は取り外され、ガルバリ鋼板で屋根を覆うそうです。
そこで現在の姿を残すことを考えました。
方法としてはMeshRoomで3Dデータを作成し、3Dプリンターで成形することにしました。
お堂の周りを高さを変えて数回撮影し、静止画を切り出しまし、
多少不完全ですがこんなデータができました。
お堂の西側は狭く十分なデータを得ることが難しく、屋根の一部データが欠損していました。
このデータを3Dビルダーに取り込み、反対側の屋根のデータをコピーし修正した結果がこちらです。
さらにお堂の周囲を整理し、土台を付け印刷用にしたのがこちらです。
このデータをもとに印刷し陳列用の土台、写真からレーザー彫刻で複製した看板を飾ったのがこちらです。
大きさはお堂の高さが10㎝、土台は14cm四方で高さが1㎝。印刷はお堂に22時間、土台に6時間という大作になりました。